株式投資はただ割安な株を見つけて購入するだけでは成功しません。大事なのは、買うタイミングを見極めること。今回は、株の買い時を判断するためのポイントを紹介します。
トレンドを確認しよう
株を買う前に、まずは上昇トレンドにあるかどうかを確認しましょう。下降トレンドにある株を購入しても、その後も株価が下がり続ける可能性が高いため、注意が必要です。上昇トレンドを見つけるためには、ローソク足や移動平均線を使ってトレンドのパターンを確認するのがおすすめです。
押し目で買う
上昇トレンドに入った株価も、ずっと上がり続けるわけではなく、一時的に下がることがあります。この一時的な下落を押し目と呼びます。押し目は、上昇トレンドの中で株価が再び上昇する前の一時的な下落ポイントなので、このタイミングで購入すると割安な価格で株を手に入れることができます。
押し目を見極める方法として、移動平均線が有効です。どの移動平均線が相場の目安になっているのかを見極めるのが投資家です。移動平均線を用いて株価の上下を確認し、押し目となるタイミングで買うことがポイントです。
トレンドを利用した押し目で買う流れ
- 2本の移動平均線の向きを確認して上昇トレンドを確認する。(短期と中期、または短期と長期の組み合わせで決めると良い)2本とも上昇なら上昇トレンド、下降なら下降トレンドです。
- どの移動平均線が押し目の目安になっているかを見極める
- 実際に押し目に入った時に購入
下落後の出来高急増に注目
長期の下落が続いた後、大きな下げと出来高の急増が見られるタイミングも買いのチャンスです。このパターンでは、多くの売りが出尽くし、残った買い手が株価を押し上げることがあります。ただし、このサインだけで判断せず、そのまま下がり続けることも十分ありえるため、数日間様子を見ながら慎重に判断することが大切です。
まとめ
株の買いタイミングを見極めるには、トレンドや押し目、出来高などをしっかり確認することが重要です。特に押し目買いは効果的な方法で、トレンドが上昇している中でお得に株を手に入れるチャンスです。また、急落後の出来高増加にも注目して買いのタイミングを見つけてみましょう。