(上場コード: 9558)
業務内容
ソフトウェア、インフラ、ハードウェア、先端ITなどの分野でエンジニアリングサービスを提供する企業です。本社は神奈川県横浜市に位置し、AI・IoT・クラウドをはじめとした先端テクノロジーを活用し、クライアントのニーズに応じたソリューションを提供しています。
より詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください → HPはコチラ
企業情報(2025/2/12 時点)
株価
2,145
発行済株式数
4,009,500株
時価総額(単位:百万円)
8,600
PER(標準は15倍くらい)
10.62倍
PBR(標準は1倍)
2.83倍
配当利回り
4.62%
今後の動向を見たい場合にはYahooファイナンスをチェック
決算状況(2025/2/12 時点)
ジャパニアス株式会社は決算期が11月、2024年11月期 決算短信の貸借対照表、損益計算書、通期予測、キャッシュフローより必要な部分のみ抜粋している。
決算短信は非連結です。

実際に見てみたい場合には公式サイトのIRより入手が可能でどなたでも気軽に見ることができます。
総括
企業評価ポイント
事業内容は先端エンジニアリング事業の単一となっているが、ソフトウェア系、インフラ系、ハードウェア系、先端IT系、化学・バイオ系など非常に幅広く展開している。例えば、ソフトウェア系ではシステムの要件定義、設計、開発、テスト、運用・保守に至るまでを一貫して請け負うサービスを提供している。
それぞれの分野で多様な業務を請け負うことができるため、総合的な技術力を持つ企業であることは間違いない。利益も前年より伸び幅は抑えめではあるものの、着実に成長している。近年、IT業界は急速に発展し、さまざまな分野でIT化が進む中で、この企業の需要は引き続き高いと考えられる。また、一括受注が可能な点は、企業にとって発注の利便性が高く、大きな強みである。
財務状況
自己資本率は60%弱と安定しており、現金も豊富に保有している。有価証券や建物の保有は少ないものの、負債の部では目立った借り入れは見当たらず、健全な財務状況といえる。
損益計算書と業績
損益計算書を見ると、原価率は約7割と情報系の企業としてはやや高めである。しかし、幅広く事業を展開している分、原価率が高くなるのは自然なことであり、大きな問題にはならないだろう。また、販管費をみると、社員数は2024年11月時点で1,819人、オフィスも17拠点と多く、原価の中には人件費が含まれていると考えられる。そのため、原価率7割という数値も妥当といえる。
今後の課題と展望
今後の注視点としては、M&Aの動向が挙げられる。現時点で業績は堅調であり、M&Aを行う可能性は低いが、もし実施される場合、その対象企業が親和性のある事業なのか、または全く新しい事業領域なのかが重要な判断材料となる。
また、借り入れが発生した場合、その目的を見極めることも重要である。現在は目立った借り入れはないが、もし発生した場合、販管費の補填なのか、M&Aのための資金繰りなのか、あるいは事業拡大のためなのかを注視する必要がある。
総じて、同社は幅広い事業領域を持ち、安定した財務基盤を有する優良企業である。今後の事業展開や投資戦略次第でさらなる成長が期待できるだろう。
※ここではマイナーの株を紹介していますが、株式投資はあくまで自己責任でお願いいたします。